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五十嵐 明則*; 戸嶋 信幸*; 白井 稔三
Journal of Physics B; Atomic, Molecular and Optical Physics, 27, p.L497 - L501, 1994/00
被引用回数:35 パーセンタイル:92.73(Optics)低エネルギー領域における、反陽子・ポジトロニューム衝突による反水素生成過程の断面積を、超球座標緊密結合法を用いて計算した。反水素の原子状態n=1-4、及びポジトロニュームの原子状態n=1-3に、漸近的に収束する断熱基底を陽に取り込み、大がかりな散乱波動関数の展開を行った。今回の反水素生成断面積は、MitroyとStelbovicsのユニタリー化されたボルン近似(J.Phys.B:At.Mol.Opt.Phys.27(1994)L79)による結果との間にかなりの差異が見られる。生成断面積のエネルギー依存性については、衝突エネルギーが低くなるにつれて、より顕著な不一致を示した。標的原子であるポジトロニュームのPs(2s)、Ps(2p)からの生成断面積は、基底状態に対する生成断面積と比べ、1ケタ以上大きくなることを確認した。
岡田 漱平
放射線化学, (50), p.34 - 39, 1990/00
エネルギー可変単色陽電子ビーム、低速陽電子パルスビームなどが使えるようになってきて、陽電子利用は、アイソトープから得られる白色陽電子の物質中での消滅を扱っていた時代から、飛躍的進歩をとげている。本稿では、新しい陽電子ビーム利用のうち、放射線化学に関連したものを中心に、種々の過程の分離検出、陽電子消滅誘起質量分析などを紹介するとともに、低速陽電子パルスラジオリシスなどの将来的手法を提案する。また、GSIの重イオン衝突実験における真空のスパークで現れる陽電子ピークの解明、宇宙科学への利用、反水素創生などの基礎分野への陽電子ビーム利用について紹介する。